中学生や高校生は、アルバイトの選択肢が限られています。
また、学校や勉強との両立も難しく、なかなか自由に働く時間やお金が作れません。
そんな中、ライブ配信アプリで稼ぐ方法が注目されています。
ライブ配信アプリでは、視聴者から投げ銭をもらうことで、収入を得ることができます。
今回は、中学生・高校生がライブ配信アプリで稼ぐ方法を、簡単に解説します。
未成年でもライブ配信で稼げるけど制限がある?
中学生や高校生でもライブ配信を使ってお金を稼ぐことは可能です。
ライブ配信アプリでは、視聴者から投げ銭をもらうことで、収入を得ることができます。
ただし、中学生や高校生の場合は、いくつか制限があります。
年齢制限:親の同意
ライブ配信アプリによっては、年齢制限を設けている場合があります。
13歳未満の利用を禁止していたり、18歳未満の場合は保護者の同意が必要なアプリもあるので、登録前に利用規約をきちんと確認しましょう。
配信時間の制限
深夜時間帯の配信を禁止しているアプリもあります。
たとえば17LIVEでは、12歳以上18歳未満のユーザーによる22時から朝5時までの配信は禁止です。
ライブ配信に必要なもの
未成年者がライブ配信を始めるにあたって必要なものは、以下のとおりです。
ライブ配信に必要なもの- ライブ配信アプリのアカウント
- スマホ・パソコン
- インターネット環境
- 配信機材(カメラ、マイク、配信ソフトなど)
必ずすべてが必要ではありませんが、動画配信アプリのアカウント登録、インターネット回線、スマホは必須となります。
ライブ配信アプリのアカウント
ライブ配信を行うには、まず配信アプリのアカウントを取得しなければ何も始まりません。
ライブ配信アプリへの登録は、スマホに各アプリをインストールするとできるようになります。
未成年者の登録は、保護者の同意が必要になる場合がほとんどです。
スマホ・パソコン
基本的にライブ配信は、スマホひとつでもできます。
ただし、スマホによっては動作が重くなって、うまく配信できないものもあるため、なるべく高スペックのスマホを使用することをおすすめします。
パソコンを使用する場合も、CPUやメモリなど、ライブ配信に必要なスペックを確認しておきましょう。
インターネット環境
ライブ配信には、インターネット環境が不可欠です。
ライブ配信では、映像や音声をリアルタイムで配信します。
通信が遅かったり、途切れたりすると配信が中断されてしまいます。
インターネット環境は、安定した通信ができる環境を用意しましょう。
配信機材
配信機材は、主にWebカメラやマイクを用意しておけばよいでしょう。
必要に応じて新たに機材が必要となる場合があります。
たとえばゲーム実況を配信する場合、用意するものは次のとおりです。
ゲーム実況に必要なもの
- ゲーミングPC
- ゲーム機
- キャプチャーボード
- Webカメラ
- マイク
ゲーム実況には、ある程度のスペックを搭載したパソコンが必要です。
最低限、CPUはCore i5以上、メモリは8GB以上、グラフィックボードはGTX1060以上のパソコンをおすすめします。
ゲーム機は、PlayStation 5やXbox Series X/Sなどの最新の機種であれば、高画質でゲーム実況を行うことができます。
キャプチャーボードは、ゲーム機の映像をパソコンに取り込むための機材です。
マイクは、コンデンサーマイクとダイナミックマイクの2種類があります。
コンデンサーマイクは音質が良いといわれていますが、ダイナミックマイクの方が耐久性は優れています。
Webカメラは、パソコンに内蔵されているものでも十分ですが、高画質を求めるならば、別売りのものを用意しましょう。
中高生がライブ配信アプリで稼ぐ方法
中高生がライブ配信で稼ぐには、視聴者に投げ銭をしてもらう必要があります。
視聴者に投げ銭をしてもらうには、コミュニティの形成は不可欠ともいえるでしょう。
中高生がライブ配信で稼ぐコツは、コミュニティの形成と投げ銭です。
視聴者を徐々に増やしていって、コミュニティが形成されると配信にも一体感が生まれます。
視聴者の中でも一定数固定ファンができると、配信する度に投げ銭をしてくれるようになります。
SNSでの宣伝活動や他の配信者とコラボすることで、さらに自分の配信に興味を持ってくれる視聴者を増やしていけば、中高生でもライブ配信で稼げるようになるでしょう。
そのためには、コミュニティ形成と投げ銭の攻略が必要です。
コミュニティ形成
ライブ配信で稼ぐためには、視聴者を増やすことが重要です。
そのためには、視聴者とコミュニケーションをとり、コミュニティを形成する必要があります。
コミュニティを形成することで、一人ひとりの視聴者との信頼関係も高まります。
信頼関係ができている視聴者が増えて、配信に一体感が生まれれば、投げ銭をしてもらえる確率や頻度も上がっていくでしょう。
コミュニティを形成するためには、次の点を意識しながら配信を行います。
コミュニティ形成で重要なのは?
- 視聴者に興味を持ってもらう
- 視聴者のエンゲージメントを高める
- ファンを増やす
- ブランディング
これらはどれもライブ配信で稼ぐために必要な要素です。
視聴者に興味を持ってもらう
視聴者に興味を持ってもらうためには、自身の個性や魅力をアピールすることが重要です。
誰にも興味を持ってもらえなければ、視聴者数も増えません。
視聴者が増えなければ、当然いつまで経っても稼げるようにはならないでしょう。
最初は、視聴者の質問やコメントに丁寧に答えたり、視聴者と共通の話題を見つけたりして、少しずつ視聴者との関係を深めていくことが重要です。
視聴者のエンゲージメントを高める
視聴者のエンゲージメントとは、リアクション=反応のことです。
自分の配信を見てくれている人が何人かいたとしても、まったく反応がなければ、つまらないですし、投げ銭ももらえませんよね?
視聴者の反応が取れるようになると、配信者としても楽しいですし、配信も盛り上がります。
コミュニティ形成に、視聴者のエンゲージメントは不可欠です。
ファンを増やす
興味本位の視聴者をファン化するためには、視聴者の心をつかむような配信を行うことが重要です。
歌やダンス、ゲーム実況など、得意なことを活かして配信するのもよいでしょう。
視聴者からリクエストをもらったら、積極的に応えましょう。
また、ファン同士の交流を促進することで、視聴者を長くつなぎ止めることができます。
ファン同士の交流を促すためには、チャット機能を活用したり、イベントを開催したりするのもおすすめです。
ブランディング
ブランディングとは簡単にいえば、動画配信者としての自分らしさや価値観を、視聴者にわかってもらい、好きになってもらうための活動です。
自分がどんなキャラクターなのかを視聴者にわかりやすく伝えるためにブランディングが必要となります。
有名な配信者は、ブランディングに成功しているといえるでしょう。
動画配信者は、顔や声がそのまま視聴者に伝わるので、とくにブランディングは重要です。
ブランディングが成功すると、視聴者からの信頼や共感が得られ、より多くのファンを獲得することができます。
投げ銭
ライブ配信アプリの投げ銭とは、配信者(ライバー)に対して、視聴者(リスナー)がお金(ギフト)を投げて応援するためのシステムです。
ライブ配信で稼ぐには、視聴者からの投げ銭が不可欠です。
しかし、コミュニティ形成がうまくできていないと、投げ銭をもらうのも難しいといえるでしょう。
投げ銭は、視聴者が配信者に感謝の気持ちを表したり、配信者を応援したりするために行うものです。
投げ銭をもらうためには、視聴者に「投げ銭したい」と思わせることが何より重要です。
そのためには、まずコミュニティ形成に力を入れましょう。
そして、投げ銭をもらうためには配信内容が独りよがりにならないように気をつけて、少しでも質を高める努力が必要です。
投げ銭はあくまで視聴者からの感謝や応援だということを忘れてはいけません。
以下の点を意識して配信を続けましょう。
- 視聴者が興味を持つようなコンテンツを配信する
- 明るく元気な雰囲気で配信する
- 視聴者とのコミュニケーションを大切にする
未成年がライブ配信で注意すること
未成年者がライブ配信アプリを利用する際には、以下の点に注意しましょう。
- 本人の顔や声が映る配信を行う場合は、保護者の同意を得る
- 個人情報やプライバシーに関わる内容は配信しない
- 不適切な発言や行動は控える
- ライブ配信中に危険な行為はしない
とくに中学生や高校生は未成年者のため、安全に配慮した配信を心がける必要があります。
本人の顔や声が映る配信を行う場合は、保護者の同意を得る
未成年者が自分の顔や声を映す配信を行う場合、保護者にその状況を説明することが重要です。
つまり、親の同意を得るだけでは不十分で、顔や声を全世界に公開することをきちんと説明するということです。
配信内容によっては、本人のプライバシーを侵害する可能性があるため、保護者の同意を得て、配信を行うことをおすすめします。
個人情報やプライバシーに関わる内容は配信しない
とくに未成年の配信者は、名前や住所、電話番号などの個人情報や、家族や友人などのプライバシーに関わる内容は、配信しないよう注意しましょう。
個人情報が、悪意のあるユーザーに悪用されるかも知れません。
たとえばアンチによる嫌がらせやストーカー行為です。
こういったトラブルを避けるためにも、プライバシーに関わる内容は配信してはいけません。
不適切な発言や行動は控える
暴言や差別発言、性的な発言や行動などは、絶対に控えましょう。
注目を浴びるために過激な発言をする配信者もいたりしますが、ブランディングやコミュニティの崩壊にもつながります。
アンチが増えれば、嫌がらせや攻撃を受けたり、SNSで取り上げられて炎上する危険性も高いです。
これらの発言や行動は、視聴者に不快感を与えるだけでなく、配信を停止させられ、アカウントが停止されるなどのペナルティを受ける可能性があります。
ライブ配信中に危険な行為はしない
危険な場所に立ち入ったり、危険物を使用したりといった、ライブ配信中の危険な行為は控えましょう。
これらの行為は犯罪行為にもつながりますし、配信者や視聴者に危険が及ぶ可能性があります。
また、アカウント停止などのペナルティを受ける場合もあるのでご注意ください。
中高生・高校生におすすめの配信アプリとは?
中学生や高校生にとって比較的稼ぎやすいライブ配信アプリをいくつか紹介します。
未成年者の利用には、親の同意や配信時間に制限が設けられている場合もあるのでご注意ください。
アプリ名 | 年齢制限 | 未成年者の配信時間制限 |
---|---|---|
ふわっち | 13歳以上 | 規定なし |
Spoon(スプーン) | 12歳以上 | 22時から翌日5時まで配信不可 |
ピカピカ | 13歳以上 | 規定なし |
ふわっち
ふわっちは、株式会社A Inc.によって運営されているライブ配信アプリです。
ふわっちの特徴は次のとおりです。
ふわっちの特徴
- 幅広い年齢層が利用している
- 完全匿名機能がある
- イベント数が豊富である
- ニコニコ生放送のような雰囲気
Spoon(スプーン)
Spoon(スプーン)は、株式会社Spoon Radio Japanが運営する音声配信専門のアプリです。
動画配信ではなく、音声のみの配信にも特化しています。
Spoon(スプーン)の特徴は以下のとおりです。
Spoon(スプーン)の特徴
- 音声のみの配信ができる
- 顔出しの必要がなく安心、安全に利用できる
- 録画配信も可能
- 投げ銭機能も充実
ピカピカ
ピカピカは、夢の光株式会社が運営する音声ライブ配信アプリです。
ピカピカの特徴は以下のとおりです。
ピカピカの特徴
- 音声のみで配信が楽しめる
- イベントが多数開催されている
- 投げ銭機能で収益化も可能
- 写真や動画の投稿もできる
- 新機能「声劇エリア」により、声優によるラジオドラマやトーク番組などを楽しめる
複数の配信アプリを使い分けて稼ぐ
配信アプリは、ひとつだけではなく複数のアプリを使い分けるとよいでしょう。
コミュニティ形成がある程度できて、固定ファンがついてきたら、アプリごとに配信するテーマを変えて、それぞれの配信アプリで視聴者をさらに増やすことをおすすめします。
また曜日ごとに配信するアプリを使い分けるのもありでしょう。
ライブ配信アプリは、それぞれ微妙に特徴やユーザーの傾向も異なります。
幅広い層に自分の配信をアピールするには、複数の配信アプリを使い分けると効果的です。
ぜひ実践してみてください。