いつでもどこでもパソコンひとつで稼げる副業として、以前から人気のWEBライターですが、文章さえ書ければ誰でもできるということもあって、中学生や高校生で興味を持つ人も多いようです。
中高生の場合、学校の授業や宿題、レポート作成などで文章を書く機会も多いため、確かにWEBライターという副業と相性が良いかも知れませんね?
文章を書くだけでお金が稼げると聞いたら、お小遣いが少なかったり、金欠気味の中高生が「やってみたい!」と思うのも当然です。
この記事では、高校生がWEBライターとして稼げるようになるまでに必要な知識やスキルについて解説していきます。
WEBライターに興味があったり、文章が得意だったり、文章を書いて稼ぎたい高校生は参考にしてみてください。
WEBライターとはどんな仕事?
WEBライターとは、WEBサイトやブログに記事を書く人のことです。
具体的には、企業や個人の依頼を受けて、商品やサービスの紹介、ニュースやトレンドの解説、ブログ記事など、さまざまなジャンルの記事を書きます。
その中でも一般的に副業として主流なのが、個人のブログ運営者の外注ライターの仕事です。
ブログ運営者が指定した条件(記事のテーマ、タイトル、使うキーワード、文字数、文字単価など)に従って、ブログ記事を作成する仕事が、サラリーマンや主婦の方、大学生などに人気のWEBライターです。
WEBライターは、決して自分の好きなように文章を書いて稼げるわけではありません。
依頼主の提示した条件に合わせて、納得してもらえるような文章を書く必要があります。
また、WEBライターは、検索エンジンに最適化された文章を作成する能力が求められます。
いわゆるSEO対策ですね。
SNSでシェアされやすいように、文章を工夫する必要もあります。
さらに、WEBマーケティングの知識もあると強みになります。
しかし、誰でも最初から何でもできるわけではありません。
最初は拙い文章でも、依頼主からのダメ出しや修正依頼などを繰り返して、試行錯誤しながら成長していくものです。
WEBライターは高校生にもできる仕事です。
WEBライターになるには年齢は関係ある?
WEBライターに年齢制限はありません。
特別な資格も要りません。
20代や30代が活躍しているイメージがありますが、40代や50代、60代以上のWEBライターもいます。
中学生や高校生のWEBライターは、正直いって数少ないですが、年齢制限はないため、中高生も十分活動できる市場です。
しかし、一般的に多くのWEBライターが仕事を依頼したり、受けたりするクラウドワークスやランサーズといったプラットフォームでは、未成年者の利用は規約で禁止されています。
高校生がWEBライターとして活動する場合、一般的なクラウドソーシングサービスを利用できないといった年齢的な縛りは出てきます。
なので、高校生WEBライターは、別の方法で記事作成の仕事を受注します。
WEBライターは、未経験からでも挑戦できます。
たとえ高校生でも、継続的に仕事をこなせば十分稼げるでしょう。
高校生がWEBライターをやるメリット・デメリット
高校生でもWEBライターでお金を稼ぐことはできますが、当然、メリットとデメリットがあります。
予備知識として頭に入れておいてください。
高校生WEBライターのメリット
- 自由な時間に仕事ができる
- 文章力が身につく
- マーケティング力が身につく
- 社会勉強になる
自由な時間に仕事ができる
WEBライターは、アルバイトのように何時に出勤して、何時まで働かなければいけないといった時間の拘束がありません。
納期さえ守れば、好きな時間に好きなだけ働いたり、自分のペースで働けます。
高校生でしたら通学の合間に記事を作成することも十分可能です。
学校と部活を両立しながら、WEBライターとして収入を得るライフスタイルも実現できます。
文章力が身につく
WEBライターにとって、文章力は不可欠だといわれています。
しかし、プロの作家や研究者のような難しい文章を書く必要はありません。
中学生・高校生レベルの国語力があれば十分です。
WEBライターの仕事を続けていると、ネット上で伝わりやすい文章を書く力が身につきます。
簡単な言葉でシンプルに、読者が読みやすい文章を書けるようになります。
長文を書くのも苦にならなくなるでしょう。
マーケティング力が身につく
WEBライターには文章力はもちろん、SEOやWebマーケティングの知識も必要です。
しかし、最初からSEOやマーケティングを勉強する必要はなく、依頼主の指示通りに文章を書き続けていると、記事タイトルや見出しのキーワード、読者の抱える悩みや問題とその解決法、商品やサービスの紹介の仕方などが少しずつわかってきます。
これがWEBマーケティングに必要なスキルです。
マーケティング力を身につけるには、依頼主がどういう意図でその条件を提示しているのかを深く考える必要があります。
身につけたマーケティング力は、学校を卒業して社会に出てからも役に立ちます。
社会勉強になる
WEBライターは立派な仕事です。
自分のできることを通して、依頼主と仕事でつながって、貢献していくことによって社会人として大切な立ち回り方がわかってきます。
また自分よりも年上の人と仕事上のコミュニケーションを取る機会は、高校生にとって社会勉強にもつながります。
高校生WEBライターのデメリット
- 収入が不安定
- 文章力が弱いと稼げない
- コミュニケーション能力が必要
- 仕事を受け過ぎると納期に追われる
- 依頼主から厳しい意見を言われることもある
収入が不安定
WEBライターの仕事は、受注できなければ収入にはなりません。
仕事の依頼が多い時、少ない時で収入が不安定になりやすいのもWEBライターの特徴のひとつです。
また最初のうちは、文字単価も安いケースが多いため、労力に見合わないと感じるかも知れません。
文章力が弱いと稼げない
文章力が弱いのは、WEBライターでは致命傷となります。
主語がなかったり、語尾を統一していなかったり、誤字脱字が多かったり、同じ文章を必要以上に何度も繰り返したり・・・
文章が書けない人は、当然WEBライターとして必要とされません。
厳しいことを言いますが、基礎的な文章さえ書けないようなら稼げないのも仕方ないでしょう。
コミュニケーション能力が必要
WEBライターは、仕事を受注したり、募集している案件に応募する際、言葉を使って自分を売り込む必要があります。
また、依頼主の意向を理解するために、質問をする機会もあるでしょう。
依頼主とのやり取りには、社会人として必要最低限のコミュニケーション能力が問われます。
仕事の依頼なので、友だちとのコミュニケーションとは少し違いますからね。
仕事を受け過ぎると納期に追われる
WEBライターの仕事に慣れてきて、少しずつ稼げるようになると、記事作成をたくさん請け負いたくなるものです。
仕事が増えればその分、稼ぎも大きくなりますからね。
しかし、WEBライターの仕事は納期との戦いだったりもします。
一度に多くの仕事を受け過ぎると、納期に追われる生活になるので、気をつけましょう。
依頼主から厳しい意見を言われることもある
依頼主にもよりますが、WEBライターが納品した記事に対して、時には厳しい意見を言われることもあったりします。
もちろん悪意があって、WEBライターを責めているわけではありません。
提示した条件に合わない記事が出来上がったり、改善してほしい要望だったり、その理由はさまざまです。
面と向かって文句を言われることは多分ないとは思いますが、ダメ出しのようなコメントが届くこともあるので、一応覚悟しておくとよいでしょう。
とはいえ、必要以上に恐れることはありません。
WEBライターの副業は高校生にピッタリ?
WEBライターは、文章を書くのが苦手だったり、嫌いでなければ、高校生にとって相性もピッタリの副業といえるかも知れません。
高校生は、学校や部活動などで忙しい時期もあると思いますが、WEBライターは在宅で好きな時間にできます。
また、学業と文章は切っても切れない関係です。
WEBライターで身につけた文章力は、成績を上げることに役立つかも知れません。
WEBライターの仕事で必要な文章力は、勉強にも役に立つので、高校生にとってWEBライターはピッタリではないでしょうか?
WEBライターを始める時に必要なもの
WEBライターを始めるにあたって、いくつか用意しておくものがあります。
WEBライターに必要なもの
- パソコン
- インターネット環境
- 文章作成ができるソフトやWebアプリ
- Googleアカウント
- 銀行口座
パソコン
WEBライターは、パソコンを使って記事を書きます。
スマホだけでも文章を書くことはできますが、長文のブログ記事はパソコンを使った方が効率的です。
WEBライターにパソコンは必須アイテムだと思った方がよいでしょう。
文章さえ問題なく打てれば、安い中古パソコンでも構いません。
インターネット環境
WEBライターの仕事は、インターネット上でやり取りするのが一般的です。
文章を書くだけなら、ネットに接続できなくても可能ですが、依頼主とのやり取りや、SNSで仕事を募集する際にはネットが必須となります。
インターネット環境がない場合は、Wi-Fiやモバイルデータ通信などを利用しましょう。
文章作成ができるソフトやWebアプリ
WEBライターは、文書作成ソフトやWebアプリを使って文章を書きます。
WordやGoogle Docsなどの文書作成ソフトを用意しておくと便利です。
Windowsに搭載されているメモ帳でもOKですが、WordやGoogle Docsでの納品を指定する依頼主も多いので、用意しておくことをおすすめします。
Googleアカウント
WEBライターは、Google Docsやスプレッドシートなどのツールを使って、依頼主と情報共有したり、メールでの連絡にGmailを利用する機会が多いため、Googleアカウントを取得しておきましょう。
Google Docsやスプレッドシートは、無料で利用できます。
SNSアカウント
すでにSNSのアカウントを持っている場合でも、WEBライター用にひとつアカウントを用意しておくとよいでしょう。
WEBライター用のアカウントでは、仕事関連の情報のみを発信します。
またプロフィールもWEBライターとしての自己紹介に徹しましょう。
ブログ記事のサンプル
実際に自分の書いた記事を依頼主に見てもらうためのブログです。
無料ブログにいくつかテーマ別に記事を投稿する程度で構いません。
ブログ記事のサンプルはブログではなく、Google Docsのドキュメントを共有してもOKです。
銀行口座
仕事の報酬を受け取るために、銀行口座が必要です。
依頼主から直接仕事を受注している場合、もしかしたら交渉次第で、PayPayなどで報酬を受け取ることができるかも知れませんが、常識的に考えると銀行振込が一般的です。
高校生でも銀行口座はつくれます。
WEBライターを始める前に銀行口座は用意しておきましょう。
高校生でWEBライターに向いている人
高校生でWEBライターに向いている人は、やはり文章が得意な人です。
得意まではいかなくとも、文章を書くのが好きな人にもWEBライターは向いています。
報酬を目当てにがんばれる人も、WEBライターで稼げる可能性は高いですが、やはり得意な人や好きな人には敵いません。
努力するより、好きなことにのめり込む方が、仕事をしていても楽しいわけです。
また、新しいことを覚えるのが好きで好奇心が強い人も、WEBライターに向いているかも知れません。
好奇心が強いと新しい知識を覚える速度も早く、それがWEBライターの成長を促進します。
高校生WEBライターの稼ぎ方
先ほど高校生は、クラウドソーシングサービスが年齢制限で利用できないと書きました。
高校生がWEBライターで稼ぐには、年齢制限なく利用できるココナラを使うとよいでしょう。
ココナラでは、個人のスキルを販売して利益を得ることができます。
ココナラで「ブログ記事を書きます」といった文言で記事作成を出品しましょう。
ココナラでブログ記事作成を出品する際には、以下の点に注意してください。
- プロフィールや自己PRを充実させる
- 納期や料金を明確にする
- 依頼主の要望をしっかりと理解する
- 質の高い記事を納品する
ココナラの出品でも、WEBライターとしての文章力が問われます。
高校生WEBライターの文章力の鍛え方
文章力を鍛えるには、WEBライターの仕事をたくさん受けて、依頼主からのアドバイスやフィードバックを素直に聞いて、試行錯誤しながら実践し続けるのが一番です。
また、自分でできるシンプルな文章力の鍛え方は、以下の繰り返しです。
文章力の鍛え方
- 本やブログ記事をたくさん読む
- 読んだものを自分の解釈を加えてアウトプット
- ブログ記事を書く
文章力を養うには読むことも大切です。
読んで、頭の中で整理して、書く…の繰り返しです。
インプットとアウトプットの繰り返しが文章力を鍛えます。
WEBライターの経験は将来役に立つ
文章力は、高校を卒業して大学に進学したり、就職して社会人になってからも必要なスキルです。
高校生がWEBライターに挑戦してみて、たとえ結果的に稼げなかったとしても、将来的に考えるとその経験が無駄になることはありません。
WEBライターで稼げなかったとしても、その経験は、将来役に立つ知識やスキルにもつながっているということです。
ライティングスキルを磨き、コミュニケーション能力やビジネスマナーを身につけ、情報収集や分析、マーケティングの知識を身につけることは、進学や就職に有利に働きます。
WEBライターには年齢制限もありませんし、文章が書ければ今すぐに始められます。
高校生でもWEBライターで稼ぐことは十分可能です。